2019年07月03日 20:12
「 ストレッチはしてはいけません。」
「 ストレッチをやっても
痛みやコリはとれません。」
はっきりとそう言い切る
施術のプロの方々がいます。
エぇ―!
全否定するするんだ?
どうして? 何故に?
ほぼ毎日セルフで
どこかしらストレッチはやってるんだけど.....。
(自分なりの方法でね!いずれ公開するかも)
彼らが主張する根拠はこうです。
普段凝り固まっている部分(筋肉・腱・筋膜)を
ストレッチで伸ばされると確かに気持ちがいい。
しかし
それと痛みや凝りとは直接関係がない。
痛みや凝りが発生するのは
身体の特定の部位だけの過度の使い過ぎに
よる炎症や、
普段使いなさ過ぎによって硬直した部分に
一度に過剰な負荷をかけたためだとする。
運動不足、加齢による老化、日常での疲労の
蓄積により
体液の循環(血液・リンパ液)が
悪くなっている筋組織(筋肉・筋膜・腱)に
老廃物が溜まり鬱血(うっけつ)して
張っていたり、
使わなさ過ぎで筋組織が硬直・硬縮して
いて固く、可動性・伸縮性も悪く、
その部位に痛みなどの症状があると
それを避けてだんだん動かさなくなり、
そうして血流も滞りだし、
酸素や栄養が充分に行き渡らなくなって
さらに拘縮*(こうしゅく)が進むという
悪循環に陥る。
*拘縮―関節の可動域制限が掛った状態
皮膚・筋肉などの関節周囲の
軟部組織の収縮・硬化で起こる。
結局、代謝も非常に悪くなっていて
触ると他の部分より冷えて
カチカチになっているはずだという。
だから、
強い痛みやコリが発生している場合は
炎症があればをまずは冷やして沈め、
それから患部をじっくり温めて血流を良くし
ゆるめてやわらかくしていくべきで、
引っ張ったり、伸ばしたり、押したり、
揉んだりすると微細組織を破壊し
炎症(過度の伸張・圧迫・揉みによる)が
発生する。
それを何度も繰り返すと
その部分がだんだん硬化してくるので
長い目で観て身体に良くないという
結論である。
確かに
言っていることはよくわかる。
ストレッチもマッサージも効果を得ようと
して熱心にやればやるほど
翌日以降に筋肉痛のような痛みを伴った
炎症を引き起こす。(俗に言う、かえし・
揉み返しというやつ)
だから、
わたしの店でも副作用というか
施術での直接的な痛みや違和感、
一次的な治癒・快楽(気持良さ・癒し)
のために苦痛に顔を歪めさせたり、
たとえ症状を改善させるためとはいえ
組織を一部でも破壊するような手法は
始めから選択支に無いし、
自分が客の立場でも
痛いのや我慢させられてストレスを
感じるのは嫌だし、
そのどれも絶対やってはいけないことだと
考えているので
これからもやるつもりは一切ありません。
たとえ、
痛気持ち良さ(組織の破壊)の後で改善・
良くする方法であったとしても、
ケガ・故障・病気の症状、状態の回復・根治
へと至る方法は
必ずしもイコールではないのだから。
さらにいえば
従来の外側から加えられる一方的な圧や
チカラによって無理に伸ばされたり、揉まれ
たりして緩ませていく方法と違い、
接触点から量子的波動を伝え
内側から粒子的に解けて緩んで伸張し、
その効果が有機的に伝播して
全身に波紋のように拡がっていく
別次元のストレッチも世には存在する。
わたしはそちらを指向したいし
次代のストレッチ法として提唱したい。
そもそも、
一般的にストレッチング(ストレッチ)は
筋肉を伸ばし関節可動域を広げ
身体動作のパフォーマンスを上げ
ケガや故障の発生を予防をするために
生まれたものだったはずです。
その他に効果があると言われている
作用は副次的産物、二番目以下の
後からどんどん少しでも効果があると
検証・認識され付け足されていったもの
であり、
目的によって種類・方法の使い分けで
運動前後のウォームアップ・クールダウン
はもとより
身体の健康の保持や増進、
副交感神経優位による心身のリラックス、
血流の改善により疲労回復や
代謝アップによるダイエット・美容にも
効果が期待できるとうたわれています。
ストレッチと一言でいっても
代表的な方法・種類として
以下の4つに分類されています。
1.スタティックストレッチ(静的)
自分で行い、30秒程度伸ばした状態で
対象部位を静止し維持するもの。
一番故障のリスクが少ない。
なぜ30秒かというと、
筋紡錘による反射収縮、ゴルジ腱器官の
伸張反射反応を一定時間静止することに
よって働かせないため。
最近では運動の前にやると
筋出力が低下することがわかってきた事で、
スポーツのウォーミングアップでは
だんだんやらなくなる方向にある。
2.ダイナミックストレッチ(動的)
自分で行い、動きを伴ったもので
反動を用いない。
軽いジョギングやスキップ・腿上げ
各専門種目の実際の動きによる
上半身の反復動作など。
3.バリスティックストレッチ
自分で行い、動きを伴ったもの。
反動を用いる。
(簡単に言うとラジオ体操の動きがそれ。)
4.パートナーストレッチ
パートナーについてもらい、姿勢を固定
してもらい抵抗をかけて行う。
より大きな可動域を伸ばせる反面
筋組織を痛めてしまう可能性もある。
(パートナーには高い技術が必要。)
それでは恒例の一曲!
なんか笑えるストレッチ動画
Ed SheeranPerfect Cool Down/Stretching