頃たったから.....
一部描かれている.....
まずは映画を観た感想から.....
まだ観てない方がいるでしょうから、あまり詳しく
内容の事を書いてしまうと面白みが半減するかも
しれないが、この作品に限っては予め前作を全部
鑑賞して予習し、いろいろな本作の解説動画を見
てからでも充分楽しめるかもしれない。
率直な感想を言わせてもらうと
良くも悪くもシリーズ化された作品によくありがち
な、前作が大ヒットしたものだから完結編で終わ
ったはずの物語なのに商業的に続編を望まれ
後で前作との辻褄が合うように、ストーリーや人
物設定・関係性、新しい展開を大きく膨らませて
繋げ、複雑に付け足した感のある映画になって
いる。
特に前半部分は複雑で、この作品のファンが喜ぶ
ような仮想と現実を行ったり来たりしてアクション
も満載、一作目の懐かしい場面の回顧や哲学的な
セリフの言い回し、例の赤や青のカプセルを選択
して運命の難しい決断を迫られるシーンなど
字幕の文字を集中して追いかけ、頭をフルに使って
過去作の内容を思い出し、新作との繋がりを理解し
ながら観ていかないと、あっという間に時間が過ぎ
ときどき置いていかれそうになってくる。
一転して後半部分は、謎が解け伏線が回収されて
話の展開がマトリックスに完全に取り込まれた
トリニティの救出とネオとのラブストーリーの構成
になっていて
映画の前半部分とは打って変わって間延びして
少し退屈な感じでストーリー的に先が読めてしまい
話の展開に慣れてしまった為か、ハラハラドキドキ
するシーンやサプライズもあまりなく
いかに戦闘シーンでCGやVFXを派手に使って
エンディングに向かって盛り上げようとしても
逆に観ているこちら側はテンションがだんだん
下がっていく。
最近良く思う事だけれど、実写の映画の方が
映像技術が飛躍的に進歩・発達して表現の限界が
無くなってきたからなのか、
現実にはあり得ない荒唐無稽なアクションシーンや
倫理の規制も厳しくなってきて、無敵で死なない
戦闘で血も流さなければ傷一つ負わない
完璧な登場人物に共感やリアリティを感じにくく
なっていて
アニメーションの方が逆にリアルと共感を求めて
登場人物が大怪我を負ったり、あっけなく命を落と
したり非業の死を遂げたりするシーンがあり
より見る側を引き込み寄り添い、現実的な心理描写
や表現を多く取り入れ成功している感じがする。
でもこれはある意味、あらかじめ予想され得た事
シリーズ物は前作より面白い作品を常に求められ
がちで、観る側の期待値のハードルがかなり高い
ものだから
単純に、どうせヒーローが最後は勝利してヒロイン
と結ばれてハッピーエンドで終わるんでしょ的な
ハリウッド映画で定番のエンディングで終えるよう
だと
観終わった後の落胆や失望、感想・評価が当然
厳しいものになってくる。それはスターウォーズ
シリーズやスパイダーマンシリーズ然り。
007ぐらいに長きにわたり制作が続いていると
そこを突き抜けて余計な先入観やこだわり、過度の
期待も少なく力を抜いて「新作待ってました!」と
フラットに見れるけれども
だからといって
この作品は決して観ない方がいいとは言いません。
細かく見ていくと、こだわった部分や一作目の公開
から、時代の移り変わりでテクノロジーも急速に進
歩し
前三部作の公開当時は
時代を反映して電話ボックスや黒電話の回線を
使って仮想と現実の世界を行き来していたが
新作ではみんな当たり前にスマートフォンや
タブレットを使っている。
また、ジャパニメーションの影響を大きく受けた
監督のリスペクト・愛なのか、仮想世界のポータル
(出入口)がなぜか移動する日本の新幹線の中に
あり、そこで派手な戦闘シーンも繰り広げられる。
そんなこともあって、アメリカより先に日本で先行
上映された理由もよく分かる。
そして、エンディングやエンドロール後は続編を
制作してもこれでシリーズ完結。続きはもうナシ
でもどっちでもいけるような、よくあるモヤモヤし
た幕切れ、終え方でした。
おっと!このブログを書いている最中、店の換気
のために入り口のドアを全開にしていたら音もなく
珍入者が入ってきた!
コザではあるあるかもしれないが、
街に多く徘徊している野良猫だ! しかも劇中で
登場していたような全身まっ黒の飼い猫.....
これはひょっとしてマトリックスからの何らかの
合図?何かのサイン?
「あーーっ!思い出したぞ!
この黒猫は以前に店に侵入して床を思いっきり
引っ搔き回して深い傷を残して逃げていった奴だ!」
「初犯は猫好きに免じて寛大な心で許してやった
けど、今回また同じことをやったらマトリックスの
世界にぶち込んで、浦安にあるネズミ人間の国に
転送してやるぞ!」
「この店の中に入ってきていい黒猫は
宅急便のお兄さんだけなんだからな!」
「浦安にある夢の国では猫は天敵で
心よく歓迎されないらしいからな… ヘッヘッへ」
「それとも前回の非を詫びて
もう二度としませんと謝りに来たのなら
お前の仲間がいっぱいいる
多摩市にある何とかピューロランドに転送して
やってもいいんだぞ!」
「さあ!運命の選択だ。どちらかの道を選べ!」
(モーフィアス風ww)
そう言い放ったら、そそくさと店を出て行った。
彼は飼い慣らされた羊(猫)の仮想世界に留まる
事を選択したらしいwww
恒例の一曲プレゼント。今年もどうぞ!
Nelson Babin−coy(Spits Cover)
空も飛べるはず