歩かないとYOUのLIFEは短くなるかもよ

玉城 覚

2018年04月26日 20:38


                                                                                                                                            














みなさんは一日にどれだけの距離(時間)
自分の脚で歩いていますか


私は人が一生のうちで
歩行する距離と寿命の長さに
相関関係が有ると思っていて

歩いた距離が長ければ長いほど
元気で長生き、健康寿命を延ばせるので
はないかと考えています。



『年を取ると最初に足腰から弱ってくる』



よく言われることですが
これは事実で
何も運動せず・対策も取らなければ
30代以降、全身の筋肉は毎年1%づつ
減少していきます。

つまり
70代では40%以上の筋肉量を失う
(30歳を100とすると)ということです。


特に全身の筋肉の70%を占める
下半身の筋肉への影響は深刻で
気づいた時には運動器症候群(ロコモ
ティブシンドローム)になっていた
なんて事にもなりかねません。


その対策として
筋力の維持、足腰を鍛えるため
毎日あるいは定期的に時間を作って
ウォーキングをすることも大事です。
(特に車社会の沖縄県民の場合は)


巷では
運動不足・ストレス解消のため
単純に増えた体重を落とすため
痩せてからだ引き締め・美容のため
メタボリスクを解消して健康になるため


さまざまな理由で、早朝や夕方・夜間
ウォーキングに励まれている方を見かけることが
多いですが
いつも思うことがあります。



「せっかくいい取り組みをしているのに
これじゃからだを痛めてしまう」



腕を直角に曲げ・肩をイカらせ
大きく前後に振り
無理に歩幅を広く取って
膝を伸ばしてカカトから接地し
後足で地面を強く蹴って前に進むという


いわゆるウォーキングの正しいフォーム
と言われているやつです。












まじめに上のイラストの通りやったことのある
方ならわかると思いますが
やればやるほど歩けば歩くほど


カラダの余計な力が抜けず
リラックスして気持ちよく歩けません。
(*自分の身体をいじめ抜く、鍛錬・苦行として
なら話は別ですが.....)


上半身では
肩や肩甲骨まわりを中心に
首の後側や背中の上部が
固まってきてだんだん凝ってきます。


下半身では
歩幅を普段歩くよりも大きく取ったため、
踏み出した足のカカトの一部分にかかる衝撃が
(行き過ぎた角度で接地するため)
極端に大きくなって痛めたり

膝をのばして接地するため
膝関節にもストレートに大きな負担がきて
故障する可能性が高くなります。


また
地面を強く蹴って前へ進むため
脛(すね)の前面や足首から先が強く
緊張し固まって来て
あとで嫌な疲労が残ります。



そこで
今回は違う側面から
歩くことによる健康を維持・改善する方法
メリットについて提案したいと思います


『歩くこと』について
これまで語られていなかった


仙尾骨(仙骨・尾骨)を意識して歩くことによって
身心の中心で8の字にバランスをとりながら
活発・複雑に動くその働きを高め

腰仙関節を介して脊椎・上半身、頭部やその
内側の蝶形骨に良い振動・影響を与え、
仙腸関節・腸骨を介して股関節・膝・足首・足先
の末端にかけて
中心(仙尾骨)からチカラを伝播し


全身をくまなく調律して変位を微調整
副交感神経を優位にして血流を促し
ホルモン分泌・免疫を活性化して調和させ
身心の波動(バイブレーション)を高めるという


元々人間に生まれながらに備わった
歩くことによる自己調整機能を賦活することが
いかに人間にとって
健康を維持し改善するうえで重要であるか
強調し過ぎるほど伝えたいところです。



そのときに大事になってくるポイントが
いくつかあります。



まず、
自然体で全身のチカラを抜けるだけ
抜いて歩くこと。
(できれば身体を直立させている・維持して
いる以外の
余計に入っている全身のチカラを
すべてオフにする。
........ これができない人けっこう多い)


歩幅は無理に広げ過ぎず
足裏をフラットに近いやわらかな接地を心がけ
前へ進む推進力・速度は
身体のごくわずかな前への傾き・重心移動に
よってコントロールし
前に引かれる感じで行う。
( 決して地面を蹴って進んではならない)


上半身は無理に脚のうごきに合わせて
捻じらない、腕を必要以上に振らない。
全く下半身の動きと連動させなくてもOK
従って上半身は軸が通り
上下・前後・左右に全くブレない。

(これは昔の日本人の歩き方・ナンバ、
古の武術の達人の歩法でもある)


最後に忘れてはならないのが
仙尾骨の動きに意識を集中して
左右の脚はその動きに連なって自然に踏み出し
腰から自然に前に進むようにすることである。
(腰から歩く)


細かく注意事項を羅列して文章にすると
難しく感じるかもしれませんが、
実行して慣れてくると
合理的でしかも楽に・長距離でも自然に無理なく
スイスイ歩けるようになると思います。



みなさんも取り入れてみてはいかが?


それでは Let's Walking !



恒例の一曲プレゼント。どうぞ!
Katrina & The waves
Walking on Sunshine


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