画像一覧 
2020年12月09日
仮想身体（バーチャルボディ）vol.6 股関節
このシリーズの第6回目
今回は人体の関節の中でも最大・最強な
それでも長年仮想のままで股関節を放置
股関節を活性化するワーク
今回は人体の関節の中でも最大・最強な
「 股関節 」
の仮想について
久しぶりのシリーズ
まずは用語の説明・おさらいから.……
*仮想身体とは………VB(Virtual Body）
我々が勝手に脳で誤って認識し構築してきた
の仮想について
久しぶりのシリーズ
まずは用語の説明・おさらいから.……
*仮想身体とは………VB(Virtual Body）
我々が勝手に脳で誤って認識し構築してきた
身体の現実感覚・イメージ。真実とは異なる偽
の身体像。全身の至る所に分布し存在する。
ほとんどの人々は偽物（仮想･バーチャル）の
自分の身体を現実（本物）だと信じて想い込み
真の事実・実体に気づかずに日常生活を送り
疑うことなく仮想のカラダのまま一生を過ごす。
骨 （寛骨【腸骨、恥骨、座骨】、大腿骨）
筋肉 （腸腰筋【大腰筋・小腰筋・腸骨筋】
股関節は元々、そのサイズが大きな割に
ほとんどの人々は偽物（仮想･バーチャル）の
自分の身体を現実（本物）だと信じて想い込み
真の事実・実体に気づかずに日常生活を送り
疑うことなく仮想のカラダのまま一生を過ごす。
両脚の股関節そのもの
そしてその周囲にある連結して直接動きに関連
する部位、主に骨と筋肉に対して
骨 （寛骨【腸骨、恥骨、座骨】、大腿骨）
筋肉 （腸腰筋【大腰筋・小腰筋・腸骨筋】 大腿直筋、縫工筋、ハムストリングス
【大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋】、
大腿筋膜張筋、大・中・小臀筋、梨状
筋、内・外転筋群、内・外旋筋群）他
日頃、脚の付け根（股関節）付近を
ただぼんやりと、骨も筋肉も個別に分かれた
部位・機能としてではなく
一緒のモノとして分けられずに大雑把に捉え
頭（脳）で認識・体感としても持っていて
下肢（下半身）を動かす目的によって
最適に選択され、主として使われるべき部位が
全然間違っていたり（一例 太腿の前部の筋肉
はブレーキと体勢支持の機能があり、体を前進
させるアクセルの役目をするための筋肉ではな
い...等）
立姿勢や歩き、走りなどで
股関節とその周辺広範囲を無意識（無自覚）
状態で余計なリキミが入り緊張したまま
目的に使用する以外の筋肉が
充分に脱力・リラックス出来ておらず
硬直して本来の機能・能力が発揮できていな
い状態。
それによって長期的には
蓄積された疲労が溜まり易くなり、血行も悪く
なりがちで、必然的に硬縮（組織が縮まり固ま
った状態、コリ、ブロック）が生まれ
柔軟性も失われる結果に繋がっていったり
本来の股関節の成り立ち（構造）から動的中心
（大腿骨頭）と本来そこを鉛直に通る軸（側軸）
がズレた状態での使われ方
脳で誤って認識された場所（股関節中心の位置）
を真実だと疑いなく生活を送っています。
（そもそも中心や軸自体の意識・認識。形成すら
ない方が多い）
つまり、偽物の身体像（バーチャル）でもって
股関節の使用に関わる生活動作、労働、運動
に際し、それが真実でない仮想の身体である
ことに全然気づいていないということです。
実際の股関節がどの様な形体・構造・機能に
なっているのかを理解し、その正しい位置を
身体内外から実感覚を伴って骨と筋肉が分化
（別々に分けられて脳で認識）されず、
骨や筋肉・関節・靱帯・脂肪…等の詰まった
一纏めの皮膚に包まれた大きな肉の塊、
脚の付け根付近として漠然と認識され使われ
続けているのが実態です。
脳は股関節の実体を知らない
以外に思われるかもしれませんが
日頃身体を鍛えに鍛えているプロスポーツ選
手でもほぼ同様でそれは我々と大差はありま
せん。（一部の天才的一流アスリートは除く）
どうしてそうなのでしょうか？
股関節は元々、そのサイズが大きな割に
身体上の位置が体幹の下部奥深くにあって
足首や膝、肩や肘、手首などの他の関節とは
違い
大きな筋肉や太く強い靱帯などで覆われ
自分の手で外側から容易に触れにくく
しかも全く外からカタチが見えないため
日常的に視覚・触覚の情報が脳に送られ、
骨・筋肉・靭帯…他に分化して実体を認識し
身体意識が形成・強化される機会が他の関節
と比べて極端に少なく
実感を伴って股関節の中心・細部を捉えにくい
とても鈍感な場所であり、それで今まで正確に
脳に認識、意識化されにくかった、
仮想が大変生まれ易い場所でもあるという
構造的特徴（宿命）を持っているからです。
私はスポーツとは無縁の一般市民だから
股関節の正確な位置をわかって意識化、活
性化、開発などしなくても
そこに痛みとか日常生活での大きな支障が
なければどうこう言う事はないし
現在全く問題を感じてないから全然困らない
という方も中にはおられるでしょう。
それでも長年仮想のままで股関節を放置
していると、加齢による老化も相まってきて
硬縮も進みロコモや変形性股関節症などの
問題に繋がっていったり
股関節の中心が本来の位置より数ミリから数
センチ外側に脳で誤認識され捉えられる（通常
この仮想が多い）ことにより
体側方向に脚の軸（側軸‐片脚の中央を通る軸
～左右に一本ずつある）がズレ、筋肉に対し外
方向へ過重な負荷が掛かり（大・中・小臀筋、
上・下双子筋、内・外閉鎖筋、梨状筋、大腿方
形筋の硬縮・過伸張…等）
骨盤外側を左右に大きく拡がる力が継続的
に掛かってしまう。
つまり、見ため的には太腿の上部外側と
おしりの下・外側に余計なぜい肉が付き
左右に大きく広がって垂れてしまう原因の
ひとつが出来あがってくるということ。
わかりやすく例えるならば
お尻がたれぱんだみたいになってしまう
これは
世の女性にとってみたら最も避けたい
決してなりたくない姿なんじゃないでしょうか
ちなみに
お尻自体にも仮想というものはあります。
我々が目を閉じて自分のお尻がついていると
認識・イメージできる場所には実は
お尻はついていません！（イメージしてみて）
えっ――じゃあどこよ？
ヒップはどこにある？
残念なお知らせです。
実像とはズレています。頭（脳）で認識（イメー
ジ）している位置（高さ）より
実際の位置はずっと下にあります。
（自分で触れて確かめてください！）
もっと上にあると想っていたでしょう？
お尻は腹や腰よりも下に位置しています。
感覚的には太腿の裏側上部に付いていると
言った所でしょうか。（これも自分で触れてみて
腰腹との位置関係を確かめて！）
一般の方のほとんどは、臀部の位置を実体よ
りかなり高く仮想しています。
その理由は西洋コンプレックスによる徹底した
誤った価値観の刷り込みによる結果なのか？
生来持って産まれたはずの身体感覚の衰退・
退化によるものなのか？
どちらの原因からそれが来ているのかは私に
は分かりません。きっとその両方なのでしょう。
最近、お尻を筋トレでガムシャラに鍛えに鍛え
ヒップアップを目指すのが巷で流行っている
みたいだから
その前にやることがあるんじゃない？
見た目だけを追いかけすぎてもそれは虚像の
（仮想）上に築かれた努力で、長期的には
望まない結末を招きますよ、引き寄せますよ
というのが私の意見。
では最後に
股関節を活性化をし、硬縮を取り除き
骨と筋肉の分化を促し、仮想から解放する
初歩的・基礎的ワークを載せておきますので
もし良ければ本物の股関節を取り戻す事に
チャレンジしてみてください！
あとで効果を比較して確かめるため
片脚の身体意識の活性化から……
股関節を活性化するワーク1.仰向けで横になり、片膝を曲げ立てることで
股関節・腰周りの余計な緊張を軽く解く
股関節・腰周りの余計な緊張を軽く解く
2.両手の指先で膝を立てた方の大腿骨頭（
図を参照）に上から（体の前面）垂直に差し
こむようにして軽く密着させて触れ、
その接触感覚・状態をキープしたまま
3.股関節をゆっくり閉じたり開いたり（片脚の
内、外転）。
脚を伸ばしたり曲げたり（伸転・屈曲）。
さらに脚を伸ばして足首を左右に回旋。
その際の股関節の中心（大腿骨頭）の形
とその動きを指先で感じ取り、正確な股関
節の中心の位置を手の接触感覚でつかみ
脳に伝える
4.指先で外から大腿骨頭に触れて、動きの
感じをはっきりと、中心の位置を認識出来て
来たら
今度は逆に股関節自体の内部感覚で
両手の指先を内側から大腿骨頭によって
触れられているという認識・感覚を高める事
にも取り組んでみる。
5.股関節内外からの触覚を利用した感覚の
クロスオーバーの試みを何度も繰り返し、
股関節の中心位置感覚、身体意識を高め
形成、強化していく。
するとどうでしょう？
起き上がり立った姿勢で
両脚の股関節の状態を軽く足踏み、その場歩
きなどをして比較・確認してみると、
今活性化したばかりの片脚の股関節は、
以前より体重が軸にうまく乗り
はっきりと動きの中心（大腿骨頭）が感じられ
しかも股関節周辺の筋肉の余計な緊張・硬化
が取れて軽く脚も上がり、スパッと股関節中
心を通る軸（側軸）が立った本来の脚に戻った
感じがするんじゃないでしょうか。
バーチャルな身体世界の日常から解放されて
みて初めて、
今までの自分の身体像が間違っていたことに
身体感覚的実感を伴って初めて気づく
それが本来の脚の中心、仮想（偽物）では
ない本物の股関節の実相です。
うまくいったら
もう片方の脚にもトライしみて！
それでは恒例の一曲プレゼント
米米CLUB 
Shake Hip !BリーグEARLY CUP2018Version
Shake Hip !BリーグEARLY CUP2018Version
Posted by 玉城 覚 at 20:57│Comments(0)
│仮想身体（バーチャル・ボディ）
