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2021年02月03日

呼吸…全集中より大事なこと その1

呼吸…全集中より大事なこと その1











呼吸……人間の臓器の中で唯一
随意(自由)に動きをコントロールできる器官
肺臓。またその動きを主にをつかさどり
質・量・効果の鍵を握る横隔膜。



人は普段の生活の中で
リラックス時
1分間に12回から20回呼吸すると言われ



1分間→12回だと 
1時間→720回
1日→17280回になり


1分間→20回だとすると
1時間→1200回
1日→28800回息をしている
ということになります。



そして、そのほとんどが現状や内容や
身体・心理に与える影響を考えることなく
無意識に呼吸を変化させて生き(息)ています。



すごい数だよね!

もしこれだけの数の呼吸で、その機能・能力・効果
を充分活かしきれていない、知らずに間違ったやり
方を今までやって来ていたとしたら?




試しに現状を知っておくため
深呼吸を2~3回やってみてください!




どうでしょうか?

深呼吸というと、普段取り入れているより多くの
空気を肺に送り込もうとするがあまり、
鼻や喉、首・肩周辺に不自然なチカラが入り



非常に窮屈な、強張った、もはや深呼吸(深い
呼吸)とはとても言えない、リキんで上体を固め
頑張って肺を大きく膨らまそうと努力してみた割
にはあまり空気を取り込めていない




ただの浅い呼吸の延長になっているのでは
ないですか?




単純に空気を多く取り込むことだけが
深呼吸(深い呼吸)なのではありません。
それだと息を切らしハァハァゼェゼェ言って
肩で呼吸してその場から動けないでいるときでも
深呼吸しているという事になってしまいます。



重要なのは自分がどうやっているのか
(現状どうあるのか)をよく知り
どうあるべきなのか(どう呼吸するのか)を
理解し実践することです。



普段の何気ない日常の呼吸に際しても
顔の真正面(鼻前、水平方向)の空間から
ストレートに空気を吸い込もうとしている。
あるいはそうするものだと思い込んでいませんか?



これは明らかな仮想(バーチャル)のひとつで
本当の(真の呼吸)息の通り道(通路・軌道)は
顎の下(鼻の穴か垂直に近斜め下のエリア)
胸のすぐ前の空間から円錐状に空気を取り込み



鼻腔の中で温められ、湿り気を帯びた空気を反転
させ垂直に気道を降下、気管支を通じて二手に分
かれ両肺・肺胞に達し、そこで酸素と二酸化炭素
のガス交換が行われ



今度はその逆のルートを通って、胸の前の空間に
鼻から息を吐き出すのが本来の自然呼吸の状態
でありそれが実相です。



つまり、息の軌道は上下の往復(縦)の動きであ
って決して直角の軌跡をたどるものではないとい
うことです。



顔の正面の空間から息を吸う。それはニセモノの
呼吸で(実体のない、虚構、仮想)現実の姿では
決してありません。




何をいまさら当たり前の事を言ってるの?




そう思うかもしれませんが、それが他所から指摘
されるまで気づかない人がいますし
何らかの呼吸法を学んで実践し、周りに教えてい
る立場の人ですら、息の通り道の仮想に気づいて
無い場合が多いのです。



もしかすると、
息の軌道が直角の仮想をもって誤って認識され
ているのは、最近問題視され無自覚・無意識の
状態で昼夜を問わず行われている、
口を使った呼吸(口呼吸)に関係しているのかも
しれない。



それならば、直角の軌道を描く息の流れ(口腔の
内部感覚)から生じる誤った認識が生まれてくる
のも分かる気がする。




この両者の違いがおわかりでしょうか?




あえて口と鼻から正面(水平方向)に大きく強く
息を吸ったり吐いたりを繰り返し、身体に起こる
リキミ、詰まり、滞りなどを観察してみると



頑張って息を吸おうとすればするほど、吐こうと
すればするほど上体(咽喉、胸、背中)に無駄な
不快な力が入り、だんだん疲弊して硬くこわばり
やがて吸うことも吐くこともまともに出来なくな
ってくる。



きっと、
心理的パニックの時や過呼吸の状態の時という
のは、焦れば焦るほどそういう状態が強まり
負のスパイラルとなって表出してくるのでしょう。




まず我々がやらないといけないことは
本来の、生まれ持った状態を取り戻すこと。
子供の頃はみんな「歪んだ息・歪んだ呼吸」を
誰もしてなかったんだから。




話を戻してまとめると
息の通路が直角の軌道から上下の軌道に意識が
切り替わり、実感覚(内部を息が通る身体の感覚)
を伴い重なった途端に、これまでとは全然違う
大量の空気が意図せずとも肺の奥に満ちてくるの
が解ると思います。



強く求めよう(結果を)としなくても
理にかなった行為(真理)には結果が伴なう。
これが真実・法則なのではないでしょうか!



さらに横隔膜の上下運動に伴う身体各部の本来
の動き(真の呼吸動作)が加わってくると
別次元の呼吸が生まれる素地が出来てきます。



その事について書いてみようと思うのですが
話が長くなりそうなのでまた次回に…




では…。





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炎(ほむら)もいいけどこっちもいい曲!
CHEAP TRICK  ♪赤The Flame♪赤


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Posted by 玉城 覚 at 20:08│Comments(0)身心調律法
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